けっこんの適性

私みんな気付いてしまった。
こんどの学会で、さっそく発表せねばならない(大嘘)

その経緯をお話しよう。
不肖わたくしめも妙齢の女子となれば、周囲の結婚話に耳の痛いお年頃。
まったくもってそんなそぶりのないわが身を案じているとはとくに思えぬ
母上の仕業であろうか、我が家に一冊の本が持ち込まれた。
その名も「○○の薦め」。ちなみに、全米ベストセラー。
正解はどれでしょう。
1.一夫多妻のすすめ
2.良妻賢母のすすめ
3.多恨多情のすすめ

ちなみに「学問のすすめ」ではない。
私が幼い頃には、むしろそれを奨励していたであろうに、なんたること!
女子としての教育を誤ったのではあるまいか。
おんならしく育ったのは、おもに見た目だけの模様。
だれか言ってやってください。
結婚もせずに、良妻にはなれない。
マリア様でもあるまいし、相手もなしに子はできないって。

それはもう、田嶋先生を敵に回しそうな勢いのこの本。
この類の本を読んで実践する人なんて、いるんだろうか。
しかし、本と名のつくものはなんであろうと読んでしまう性。
30分で読了(早)。
結果、分かったことがあった。
結婚が素晴らしいと思わせるものでは決してない。
むしろ大変と思わされる趣だ。
この本は一言で言えば、結婚生活をうまくやる法。
こうすればあなたはこんなに愛される、夫が変わるといった内容です。
んなわけない!まじで?などというつっこみを入れつづけなければ、
読むに耐えません。

それでも、長年の思いがけぬ疑問が氷解した。
書かれている理想的な女性の特質から、真っ先に浮かんだのが
世間的に良妻といわれているあの人やこの人ではなく、
ほかでもないみゆきさんだったからだ。

ところで、みゆきさんのファンが男性が多いと知ったとき、私には意外だった。
確かに彼女の話をするとき、男性の方がかなり好意的だし
実際、周りにいたファンの人といえば男性のみだった。
それも、高校生だった当時の同級生から、定年まぎわの先生まで。
どこがどうしてどのように好きなの?と問い詰めたいくらいだ。
男女で聞き所が違うなんていう、捉え方を超越した魅力が
みゆきさんにはあるのは百も承知だ。
それでも、老いも若きも熱狂的に、男性がそこまで虜になる
中島みゆきとは、と少し訝っていたのも事実で。

かわいい子を見つけると、つい舐めるように観察してしまう私としては
女受けは悪いけど、男受けのいい女性のかわいさや
アイドル好きな男性の気持ちが分かる気がします。
それでもみゆきさんに関しては、好きなあまり目が曇っちゃってるのか
見た目のはかない感じ?守ってあげたい感じ?とか以外には
同性として見る魅力しかわからなかった。
あとは、相反する違う面をもっている、二面性の魅力?

それが、腑に落ちたのだった。
二面性ということではあるが
例えば「昼は淑女、夜は娼婦のよう」(これしか思いつかない)
といった定型的なものではない。
要点はこんなふうだ。

・天使的特質(男性への理解/幸福感/尊敬すべき人柄/家庭の女神)
 は、崇拝にも似た感情を呼び起こし、男性に安らぎと
 幸せを与えます。
・人間的特質(女らしい/幸せそう/いきいき/子供のような側面)
 は、男性を魅了し、うきうきさせ、虜にし、守ってあげたいという
 感情を呼び起こします。
この二つの特性により男性は女性に惹かれます。

みゆきさんに惚れていらっしゃる男性の方、いかがでしょうか?
女性の方、学習しましょう(笑)。

ところで。
タモリさんは、「女房を他人に紹介して、ニヤついてるやつの気が知れない」
ということで奥さんをマスコミに出したことが、1度きりしかないそうだ。
それを聞いて以来、なんだか彼が好きになった。
私の夫婦観は、まさにそうだからだ。
女性蔑視は許せないとか言ってるわりに考えは前近代的。というか古すぎ。
3歩下がって、おおいにけっこう。
ちなみに上述の本は米国のものにつき、日本の糟糠の妻的思想は皆無です。

ことし、友人と暇つぶしで並んでいた占い師に、
「うしろのあなた。結婚は来年、2004年よ」となぜかきっぱり言われたんですが
さっぱり思いあたらないんですが?
私は小学生の頃から、私は結婚しないと言っていた女だ。
そのうえ、気合いの入った中島みゆきファンだ。
結婚して幸せになれると思うのも、私はそんなのに幸せは感じないと思うのも
思いこみなんでしょうけど。
でも大丈夫。みゆきさんを見習えば心配無用ですから。